WordPress は継続して開発中です。現在 Gutenberg プロジェクトのフェーズ2での作業が進行中です。Gutenberg プロジェクトは Web 上のコンテンツ管理を再想像し、その目標は現代のビジネスの成功の基礎となる Web プレゼンスへのアクセスの拡大にあります。フェーズ1は WordPress 5.0 でリリースされた新しいブロックエディターでした。ここでデモを見ることができます。2020年はフェーズ2の進行を続行しつつ、フルサイト編集機能にフォーカスします。
プロジェクトエグゼクティブディレクターの Josepha Haden によるこの投稿で説明されているように、2020年のプロジェクトには、次の7つの優先順位もあります。
- ナビゲーションメニュー用のブロックを作成する。
- ブロックの発見、およびそこからのインストールのための WordPress.org ディレクトリを作成する。
- ユーザーがプラグインとテーマの自動更新にオプトインできる方法を提供する。
- テーマ内で視覚的にコンテンツ領域を登録し、Gutenberg に出力する方法を提供する。
- ブロックをサポートするためにウィジェット編集エリアとカスタマイザーをアップグレードする。
- ユーザーがコアのメジャーリリース自動更新にオプトインできる方法を提供する。
- トリアージチームを作り、Trac 上の6,500個の公開イシューを解決する。
参加したい方は、Make WordPress へアクセスしてください。WordPress の翻訳、デザイン、ドキュメント、開発、マーケティングを手伝ってくれる方がもっと必要です。
現在予定されているリリース
こちらが現在予定されているリリースと、イシュートラッカー内にある各リリースの主なマイルストーンへのリンクです。予定日はすべて議論や計画を目的とした日付であり、リリースが近づくにつれて確定していきます。
バージョン | 予定 |
---|---|
5.5 (Trac) | 8月 2020 |
5.6 | 12月 2020 |
5.7 | 3月 2021 |
5.8 | 6月 2021 |
5.9 | 9月 2021 |
6.0 | 12月 2021 |
リリース予定の詳細については、Make WordPress Core に掲載されている2020年〜2021年の仮リリースカレンダーに関する投稿をご覧ください。
リリースの前月には新機能フリーズが行われます。その後は、バグをなくし、パフォーマンス上の問題に対してコードをプロファイリングすることによって、リリース品質を保証することに専念します。
履歴一覧ページでは、最近のリリースの概要を確認することができます。
長期的ロードマップ
Gutenberg のフェーズ2は少なくとも2020年を通して続くと予想されていますが、フェーズ3および4の計画はすでにあります。WordCamp US 2019での State of the Word 基調講演中に、プロジェクト共同創始者のマットは Gutenber の次フェーズに関する以下のビジョンを共有しました。
Gutenberg の4フェーズ
- より簡単な編集 — WordPress ですでに利用可能で、継続的に改善されています
- カスタマイズ — 完全なサイト編集機能、ブロックパターン、ブロックディレクトリ、ブロックベースのテーマ
- コラボレーション — コンテンツを共同執筆するためのより直感的な方法
- 多言語対応 — 多言語サイトのコア実装